アースデイに一番伝えたいメッセージ

たなむす会

2009年04月21日 00:44


輪島市白米(しろよね)千枚田 (c)E.Sumiyoshi

アースデイ=「地球環境について考える日」に一番伝えたいメッセージは、
「棚田は地球の縮図。棚田が変われば地球も変わる」です。

棚田は起伏があり水をたたえています。
これは地球の陸地と海に似ています。

田は微生物と光合成をする植物により養分と酸素を生み出し、
稲と雑草、ミジンコからコウノトリまで多種多様の動植物を育みます。
それは小さくとも地球の生態系と同じ=縮図といえます。

さらに収穫されたお米は人間の食糧になるだけではなく、
流通し、お金になり、経済活動を生み出します。

今、地球をとりまく2つの問題は、環境問題と経済問題。
地球の縮図である棚田には、この両方の問題がコンパクトに
ぎっしりと詰まっています。

例えば獣害の問題。
棚田では猪や鹿が出て稲を荒らされることがよくあります。
それは山に食べ物がないから。
なぜ山に食べ物がないのか…

というように、今どんな環境問題が起こっているのか、
そしてそれが農家の経済にどんな影響を与えているのか。
棚田に行けばそれが、具体的に、リアルに見えてきます。

「地球のために何かしたい、良い地球に変えたい」というあなた!
まずは棚田に行って、棚田を変えてみませんか?

棚田と棚田を守る農家さんを元気にすることができれば、
地球を元気にすることができるかもしれない。

逆に、棚田ひとつ変えることができないなら、
地球を変えることなどできるはずがない。

そんな気持ちで私は棚田むすびの会の活動をしています。

「棚田は地球の縮図」

まずは近くの棚田に行って、できることから始めませんか?

              棚田むすびの会 代表 中崎義己




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