2009年03月30日
なごみの里〜恵那・坂折棚田〜
日本棚田百選の一つ、岐阜県恵那市「坂折(さかおり)」棚田に行ってきました。
「えな」「なごみ」の両方とも、会長と縁のある言葉であり(詳しくはこちら)、
とにかく行かなくっちゃ、ということで参加してきました。
メインイベントは、岐阜県立園芸アカデミーの相田准教授によるカエルの卵さがし
で、合計15塊、約3万個の卵を棚田やビオトープで発見してきました。
その他にも、自然観察指導員の小山舜二さん(新城市・四谷千枚田保存会副会長)
による講義「棚田の生物」など盛りだくさんの内容でした。
しかも棚田の第一人者にして棚田ネットワーク代表の中島峰広先生、
同じく棚田ネットワークの高野さんも参加しての豪華メンバーです。
特に印象に残ったのは、「さかおりお茶番処」。こちらでは地元の方が当番で、
無料でお茶を出されています(月曜定休)。棚田に常設でこのような施設が
あるというのは非常に珍しいと思います(写真左)。
というのはこの地は黒瀬街道という昔のメインストリート沿いにあり、
古くから旅人にお茶を出す習慣があったそうです。その伝統が今の棚田
に引き継がれているのが、とても面白いと思いました。
隣は、「なごみの家」(写真右)、こちらもイベントスペースとして
使われています。
そして夜は交流会。農家の方をはじめ、市議会、市役所、教育委員会ほか
地元の有力者の方々含め総勢14名の大宴会は、この棚田が大事にされて
いることの証です。棚田保存会のみなさんの努力の成果だと思いました。
▼このイベントの様子を報じる、東濃新聞(2009/3/27 4面)
Posted by たなむす会 at 17:55│Comments(0)
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