2009年07月23日
棚田という生命
今日友人より受け取った詩です。
・・・ありがとう。

棚田 大西節生
ひとびとが生きのびるために
山の石 川の石をひとつひとつひろいあつめ
つみあげた棚田
くずせない大石は
そのままうごかさず文字通り
不動岩として何かをまつり
まさにうごかないから不動だと思うのだけど
そこから棚田ははじまっている
ここ平家の里にも
山の中に棚田がある
本来は田んぼだったのだけど
人々がここで生きることを
やめた時それは山と化した
杉の林の中にひそかにある
棚田は八百年の昔人々が
ここにくらしはじめた時
まず一つ川からひろいあげ
つみあげつみあげつみあげた
どれだけの時間がここに凝縮していることだろう
うすぐらい杉の林の中で
棚田はゆめを見ているようだ
ここに住んでいた人たちが
ふたたびここにもどってきて
又棚田をつくりくらしはじめるユメを・・・・・
無くしてしまったものはかえらないけど
残された棚田を守りつづけるために力を貸してください
と私はいのります
おなじ「ゆめ」を見つづけているくみこさんに
ここ平家の里の棚田よりエールを送ります
ちょっとやそっとで崩れぬ人の意思が何百年もかけて
つくり続け守りつづけてきた平家の里の棚田より
2009.7.18
・・・ありがとう。
棚田 大西節生
ひとびとが生きのびるために
山の石 川の石をひとつひとつひろいあつめ
つみあげた棚田
くずせない大石は
そのままうごかさず文字通り
不動岩として何かをまつり
まさにうごかないから不動だと思うのだけど
そこから棚田ははじまっている
ここ平家の里にも
山の中に棚田がある
本来は田んぼだったのだけど
人々がここで生きることを
やめた時それは山と化した
杉の林の中にひそかにある
棚田は八百年の昔人々が
ここにくらしはじめた時
まず一つ川からひろいあげ
つみあげつみあげつみあげた
どれだけの時間がここに凝縮していることだろう
うすぐらい杉の林の中で
棚田はゆめを見ているようだ
ここに住んでいた人たちが
ふたたびここにもどってきて
又棚田をつくりくらしはじめるユメを・・・・・
無くしてしまったものはかえらないけど
残された棚田を守りつづけるために力を貸してください
と私はいのります
おなじ「ゆめ」を見つづけているくみこさんに
ここ平家の里の棚田よりエールを送ります
ちょっとやそっとで崩れぬ人の意思が何百年もかけて
つくり続け守りつづけてきた平家の里の棚田より
2009.7.18
Posted by たなむす会 at 17:44│Comments(0)
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